スチレン版画

毎年年中さんは、学齢の製作の一つとして「スチレン版画」をしています。「スチレン版画」は発泡スチールの板に傷をつけることでできる溝で絵を描き、その上にインクをのせて版画にする技法です。スチレン版画で描くのは「自分の顔」。初めての版画に挑戦するふじぐみさんを覗いてみました。

初めての版画にみんなワクワク。スチレン板にはえんぴつを使って自分の顔を掘り描きました。カーブラインが描きづらくて「上手く描けないよ。」と悪戦苦闘しながらも頑張ります。原版ができると「あと何するの?」「どーやってやるの?」「それ何?」と興味津々でインクやバランの準備を見守っていました。

まずは溝を掘ったスチレン板にインクをのせます。初めて使う大きなローラーにおっかなびっくり!丁寧に隅々までインクを伸ばすことができるかな?                   
インクを伸ばしたスチレン板に紙を重ね、「バラン」という道具で紙にしっかりとインクが写るように押さえます。バランをぐるぐると動かす作業が楽しくなってきました?               
スチレン板から紙をゆっくりはがしていきます。そーっと、そーっと・・・。ちゃんと版画ができているかな?ドキドキ、わくわくな瞬間です。                           
ジャーン❕❕とっても素敵な版画ができあがりました。

みんな原版作りから、版画の完成まで全部自分でがんばりました❕「自分の顔」というテーマで、「眉毛ってどんな形?」「鼻や目はどこにある?」・・・とお友だちと顔を見合ったり、自分の顔を触ったりしてたくさんの発見もしました。この素敵な版画は、造形展のゆりさん、ふじさんで展示されます。              植田