「自分でやる!」「やだ!」となかなか言うことを聞いてくれないイヤイヤ期。いくら答えても、「なぜ?」「どうして?」と質問してくるなぜなぜ期。どう対応したらよいのかわからず、悩む方は多いのではないでしょうか。
しかしそれはお子さんが「自分でやってみたい」「自分でできる」という自発性が育ってきた証拠。
イヤイヤ期(第一次反抗期)となぜなぜ期(質問期)は、子どもの発達においてとても重要なステージです。それぞれの意味と対応のヒントをまとめてみました。
イヤイヤ期とは
時期:1歳半〜3歳頃。
- 「イヤ!」「自分でやる!」など、親の言うことに反発する行動が増える。
- 我が芽生え、「自分はこうしたい」という気持ちが強くなる。
- 感情をコントロールする脳(前頭前野)が未発達なため、爆発しやすい。
- 🌱 対応のコツ
- 共感する:「イヤなんだね」と気持ちを受け止める。
- 選択肢を与える:「赤い服と青い服、どっちにする?」など。
- ルールは一貫性を持つ:夫婦で共有し、ブレない軸を持つ。
- 親も休む:イライラしたら一度離れて深呼吸。
なぜなぜ期とは
時期:3歳〜5歳頃
- 「なんで?」「どうして?」と質問攻めになる時期。
- 思考力・言語力・好奇心が急成長している証。
- 親の答えに納得できず、さらに深掘りしてくることも。
- 🧩 対応のコツ
- できるだけ答える:わかりやすく、時には一緒に調べる。
- 質問を歓迎する姿勢:好奇心を育てるチャンスと捉える。
- 答えられないときは正直に:「それは難しいね、一緒に考えよう」。
どちらも「困った時期」ではなく、成長の証です。親としては大変な時期ですが、子どもが自分らしさを育てている瞬間でもあります!
東山幼稚園 橋本香代