12月の子育て情報 「幼児期と日本の伝統行事について」

日本の行事は「季節を感じる」「家族で過ごす」「文化に触れる」という要素が多く、幼児期の学びや経験にぴったりです。

🎎 幼児が伝統行事に触れるメリット

  • 季節の変化を感じられる
    行事は季節と深く結びついているので、自然や気候の変化を体感しやすい。
  • 家族のつながりが深まる
    一緒に準備したり、写真を撮ったり、思い出が増える。
  • 文化や意味を知るきっかけになる
    難しい説明は不要で、「どうしてやるのか」を簡単に伝えるだけで十分。
  • 手先を使う遊びが多い
    折り紙、飾り作り、料理など、発達にも良い刺激になる。

📅 幼児と楽しめる主な日本の伝統行事を紹介します。

1月:お正月

   かるた・福笑い・凧あげ

   おせちの食材の意味を簡単に話す。

   初詣で「今年も元気にすごせますように」とお願いする。

2月:節分

   豆まき

   鬼のお面づくり

3月:ひな祭り

   おひなさまを飾る。

   ひな人形を見て「お祝いの日」と伝える。

   ひなあられを一緒に食べる。

5月:こどもの日

   こいのぼりを見に行く

   兜を折り紙で作る。

   柏餅を食べる。(食文化の体験)

 7月:七夕

   短冊に願い事をかく。

   笹飾りを作る。

   星の話をして夜空を見上げる。

 9月:お月見

   お団子づくり

   月を見て「まんまるだね」と楽しむ。

 12月:冬至

   ゆず湯に入る。

   かぼちゃを食べる。

   「元気にすごせるように願う日」と伝える。

🧒 幼児に伝えるときのポイント

  • 意味はシンプルに
    例:「鬼は悪いものを追い出すんだよ」「おひなさまは元気に育つように見守ってくれるよ」
  • 体験を中心にする
    作る・触る・見る・食べるなど、五感を使うと記憶に残りやすい。
  • 無理に全部やらなくてOK
    家庭のペースで、できる範囲で楽しむのが一番。

🌱 ご家族で日本の伝統行事を楽しんでみてくださいね❢

           東山幼稚園 橋本香代