園での子どもたち

あっという間に今年のカレンダーも残り1ヶ月。秋から冬にかけては駆け抜けるように毎日が過ぎていきます。幼稚園では、その季節の移り変わりや、ひと時ひと時を余すことなく触れることができるように・・・と、子どもたちとの時間を過ごしています。子どもたちも毎日のあそびの中で様々な発見と工夫をしてお友だちと過ごす時間を楽しんでいます。

10月31日はハロウィンでしたね。巷ではコロナ禍の影響でリモート仮装パーティなども行われていたようですが、幼稚園では年少さんが自分たちで「ハロウィンかぼちゃ」のお面を作り、お化けになって年長さんのお部屋に向かいました。

「トリックオアトリート!!」かわいいお化けたちのおねだりに、年長のお兄さん、お姉さんからはどんぐりで作ったキャンディーが振舞われます。たくさんのどんぐりキャンデーをもらうことができて、年少のお友だちもとっても嬉しそうでした。

続いては、ある秋雨の日の年長さん。特に遊び方やルールを示さず、紙コップ、色付けした割りばし、短くカットしたタピオカストローなど廃材を用意しました。

ストローでは、毛糸を使って紐通しあそびが始まりました。型抜きをした色紙も併せて通し、ネックレスやブレスレットを作って楽しんでいます。

紙コップを使って簡単なゲーム大会が始まりました。同じ色の紙コップを上手に重ねてたくさん持ち上げることができるか!参加した子どもたちは、息をひそめて真剣な眼差しでチャレンジしているお友だちを見守ります。無事全部のコップを重ねて持ち上げられると「やったーっっっ!」「すごーーーい!」と大はしゃぎ。「ぼくもできるよ。」「私もやりたい。」と順番にチャレンジしていました。

色を付けた割り箸は、ブロックに変身。同じ色を使って塔や建物を造ったり、組み合わせを色々変えて幾何学模様を作ったり・・・子どもたちの創造力は無限です。

子どもたちと共に過ごすと、子どもたちの発想力の素晴らしさ、物事を楽しもうとする意欲や興味、関心の高さにいつも驚かされます。このエネルギーこそ、これから先の学ぶ力、生きる力の礎になるものだとも思います。園ではこれからも、子どもたちの自由な発想を縛ることなく、一人一人の楽しむ気持ちを大切に、そして一緒に楽しんでいきたいと思います。              植田