ふれあい防火教室

5月31日に尾三消防の消防士さん、地元の女性消防団の方々が来園して、「ふれあい防火教室」が開催されました。消防士さんたちは、幼稚園の子どもたちに火事から身を守るための「防災」についてお話してくださいました。

園庭では、火事が起きた想定での避難訓練が行われ、火元を発見した子どもたちの助けを呼ぶ声に、先生が消火をするという実施訓練が行われました。またお遊戯室では女性消防団の方々による紙芝居を年長さんが観覧しました。紙芝居では、火の怖さだけではなく、実際に火事を見つけた時にどうするのか、火事にまきこまれた時にはどう逃げるのかを学びました。

この防火教室では、幼稚園に大きな消防車がやってきました。消防士の方が子どもたちに消防車の搭載している消防具について説明をしてくださり、消防士さんのお仕事のこと、消防車の役割などについても色々教えていただきました。子どもたちは興味津々に消防車の装備をのぞき込んだり、消防士さんの話を真剣な眼差しで聞き入ったりしていました。

消防車の見学や紙芝居が終わった後、年長さんは防火服に着替えて消防士さんに大変身!放水訓練を体験しました。

消防車から伸びた長くて太いホースをみんなで協力して持ち上げます。「重ーい。」と子どもたちから声が上がると「今からたくさんの水が出てくるからホースをしっかり持っていてね。」と消防士さんが声をかけてくださいました。「放水っ!」と消防士さんが号令をかけると、ホースからザァーッと勢いよく、たくさんの水が飛び出しました。ちびっこ消防士たちもおっかなびっくりではありましたが、真剣な表情でホースを抱え、放水の様子を見つめていました。

「花火をする時にはパパやママがいないとダメなんだよ。」「消防車、かっこよかったね。」「消防士さんの服って重たいんだよ。」「ホースも重かったよね。」「消防士さん、すごいね。」子どもたちは、紙芝居を観たり、消防車を見学したり、防火服を着たり、放水を実際に見たり・・・、色々な体験をさせていただき、たくさんの発見をして、思いを抱きました。間近で「防災」に携わる方々のお話を聞くことができたことで子どもたちの「防災」への理解が深められた一日でした。ご多忙な中にも関わらず、お越しいただいた消防関係の方々には心より感謝いたします。ありがとうございました。                         植田